- 8月 17, 2026
- 8月 18, 2026
精液検査の結果、どう見ればいい?① 精液検査を受ける前に知っておきたい注意点💡
こんにちは!東京ARTクリニック培養部です。
当院で受けられる男性側の検査(精液検査・DFI(精子DNA断片化指数)検査・精子酸化ストレス検査)について、3回に分けて詳しくご紹介します。
今回は、精液検査を受ける前に知っておきたい注意点を、わかりやすくご紹介します💡
1. 「精液検査とは?」
精液検査とは、精液量や精液中の精子数、運動性および形態などを評価する検査で、妊娠を目指すうえでどの方法から始めるかを決める男性側の重要な検査です。
例えば、大きな不妊原因が男性側・女性側に見当たらない場合には、タイミング法(排卵日付近に性交渉を行っていただく方法)や人工授精(排卵日付近に精液を採取し、洗浄・濃縮させた運動精子を子宮内に入れる方法)から開始します。
しかし、精液量が極端に少ない場合や運動精子数が少ない場合など、精子側の要因で妊娠するのが難しいと判断した場合には、体外受精や顕微授精からの開始をお勧めする場合があります。
今後の治療方針を考えるうえでも、とても大切な検査です。
2. 「精液検査を行う上で気を付けたいこと」
・ 精液を採取する方法は、以下の3ステップです。
1) 手を石鹸などでよく洗い、雑菌を洗い流す。(アルコール消毒はNG!手に残っていると精子が死滅する可能性があります。)
2) 容器のふたを開けて準備し、確実に全量を入れる。
3) ふたをしっかり閉めて、培養室や検査室に提出する。
・ 自宅から持参される場合は、以下に注意してください。
1)容器をタオルで包むか保冷バックに入れ、上下転倒しないようにする。(泡立つと精子の状態に悪影響を与えます。)
2)20℃~25℃を守ること。冬季は外気温から守るため、肌着と洋服の間に入れて持参すること。(カイロで温めるのはNG!精子が死滅してしまいます。電車の座席下ヒーターにも注意。)
3)採取したら早めに持参すること。(採精後3時間を超えると、精子の運動性が低下します。)
3. 「禁欲期間と精液量の関係」

・ 「禁欲期間」について
当院では、禁欲期間は2~4日を推奨しています。この日数には理由があります。
1) 新鮮で酸化ストレスの少ない成熟した精子を回収したい
精子は精巣内で造り始めてから射精で放出される状態になるまでに74日間かかります。精巣内で造られたばかりの精子は未成熟で、精巣上体と呼ばれる精巣の後ろにある細長い器官に貯蔵され、7~14日間かけて成熟します。
よって、
・禁欲期間が短すぎると精液内に未熟な精子が多い状態になる
・長すぎると体内の酸化の影響を精子が受けるため、精子DNAが損傷した精子が増えてしまう
ことが挙げられます。
また、日ごろから射精の回数が少ない方は精巣がんのリスクが上がるため、適度な日数で定期的に行うことをお勧めします。
2) 精液の量もある程度必要
そもそも、精液とは精子を含んだ液と前立腺や精嚢腺の分泌液が混ざり合ったものを指します。
精子は精巣上体に貯蔵されており、精巣上体は精管とつながっているため、射精時に尿道へ精子が放出されます。
精液が放出されてから、精液内の精子数が再び増えるには最低3日、6日で最大数になるといわれています。
よって、もともと精子数や精液量が少なめの方は、意識して禁欲期間を設けた方がいいかもしれません。
次回は、「当院でお渡ししている精液検査報告書の見方」について、ご紹介したいと思います!
気になることがあれば、気軽にスタッフまでお声掛けください👐
\ オンラインセミナー 開催中 /
毎月、オンラインセミナーを開催しております。
【初めての体外受精セミナー】
第2日曜日 13:00~ 第4木曜日 20:00~
【初めての妊活セミナー】
第1木曜日 20:00~ 第3日曜日 13:00~
「体外受精を考え始めたけれど、何から始めればいいかわからない」
「妊活を始めたいけれど、不安がある」 そんな方にも、わかりやすくご説明いたします。
【ご予約方法】
1.@linkにてご利用登録をお願いいたします。
こちらよりアクセスいただけます。
https://yoyaku.atlink.jp/tokyoart-clinic/login?t=1778375139
2.ログイン後、メニュー内の【相談・セミナー】を選択してください。
3.【はじめての妊活セミナー】または【初めての体外受精セミナー】を選択し、ご予約ください。
セミナー前日までに、ご登録いただいたメールアドレス宛にZOOMのURLをお送りいたします。
ぜひご夫婦でお気軽にご参加ください。