- 5月 20, 2026
【先進医療】不妊治療の精子選別とは? 当院で行うPICSI・IMSI・Harvesterを比較解説💡
こんにちは、培養部です。
陽射しが一段と強まり、日中は汗ばむほどの暑さとなってまいりました👒
今回は、当院で実施している高度精子選別技術をご紹介します💡
1. 「どんな精子選別法があるの? 費用は?」 3. 「精子選別法を行うことのデメリットは?」1. 「どんな精子選別法があるの? 費用は?」
当院では、3つの精子選別技術を行っています。
① Harvester (IVFとICSIの両方に可能)
② PICSI(ICSIのみ)
③ IMSI(ICSIのみ)
▶ https://tokyoart-clinic.com/art.html
① Harvester(マイクロ流体デバイスによる精子選別)
Harvesterは遠心分離を行わず、穴の開いたフィルムを通り抜けた運動精子のみを回収する方法です。
・ DNA損傷の少ない精子
・ 酸化ストレスの影響を受けにくい精子
・ フィルムの穴を通過できない頭部の大きい奇形精子や不動精子を除くことができる
ことから、受精後の胚発育率の向上や流産率の低下が期待されます☝
② PICSI(Physiological intracytoplasmic sperm injection)
PICSIは、顕微授精を行う際にヒアルロン酸と結合する能力を持つ成熟精子のみを選別する方法です。
・ DNA損傷の少ない精子
・ 形態的および機能的に成熟した精子
を選別できるので、受精後の胚発育率や妊娠率の向上が期待されます☝
③ IMSI(Intracytoplasmic morphologically selected sperm injection)
IMSIは、通常の顕微授精よりも高倍率(600-900倍)で精子頭部を観察し、形態的に良好な精子を選択する方法です。
・ 反復不成功の方
・ 流産歴のある方
・ 精子所見が不良な場合
で有用とされており、胚発育率の向上が期待されます☝
料金は以下のページの「先進医療」項目をご参照ください💡
▶ https://tokyoart-clinic.com/price.html
2. 「どの精子選別法を選べばいいの?」
「やってみたいけれど、どれが一番自分に必要だろうか?」と迷われる方もいらっしゃると思います。
当院では、患者さまの精液所見や治療歴に応じて、高度精子選別技術を組み合わせてより良い精子の獲得を目指しております。

・ Harvesterはどの受精方法にも使用可能です。
・ ICSI予定で運動精子が十分に回収できた場合は、PICSIとIMSIの両方を行うことも可能です。
3. 「精子選別法を行うことのデメリットは?」
・ Harvesterの場合
✖ 精液量が少ない場合や運動精子数が非常に少ない場合は、Harvesterの実施ができないことがあります。その場合には、通常の方法で精子を回収します。
✖ 運動精子の回収率が低い場合、IVFを行う予定でも顕微授精をお勧めする場合があります。
・ PICSIの場合
△ 精子数が少なく、ヒアルロン酸に結合する精子がほとんど見られない場合には、PICSI実施の効果が低くなる可能性があります。
・ IMSIの場合
△ 頭部に空胞を持つ精子の割合が極端に高く、空砲のない精子を回収できない場合には、空胞を持つ精子が選択される場合があります。
受精には、たった一匹の精子が選ばれるので、より良い精子を回収しておくことが受精や胚発育において非常に重要なポイントになります。
気になることがあれば、いつでもスタッフにお声掛けください👐
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